町並みを活かした地域の活性化を目指して
去る11月6日(土)ボランティアガイド育成の一環で、旧塩沢町の牧之(ぼくし)通りへ視察に行きました。20人の方から参加いただきました。
出発時こそ雨が降っていましたが、塩沢に到着するころには快晴になっていました。
塩沢に到着し、まず塩沢商工会館で塩沢商工会の貝瀬さんから、県道拡幅事業とこれに伴う街並み整備についてお話を伺いました。きれいに整備された街並みが、行政と商工会と地元が協力してできたものなのだと感じました。あれだけの棟数の建築の調整に関わるには大変な苦労があったのではないかと思います。
続いて、牧之通り組合長の中島成夫さんから、「街づくりの本質」についてお話をいただきました。「住んでいる方が、本気になってまちづくりに取り組まなければならない」という熱意が伝わってきました。もっと頑張っていかなければならないと感じました。
昼食は、5月にオープンしたばかりの「雁木屋」さんでいただきました。
昼食後は、貝瀬さんと一緒に町を散策しました。屋号の電灯やお店の看板などがすべて統一されたデザインでとても綺麗な街並みでした。細やかなところでのデザインルールも大切なのだと改めて感じました。貝瀬さんがお話のなかで「建物の外観は公共性がある」という事をおっしゃっていました。この辺りが住民の方にご理解いただけるか、難しいところなのだと思います。実際、塩沢でもこの発言は、物議を呼んだそうです。
散策の途中、雁木屋とおなじく、商店街の若手の方が経営しているお店で小休憩をとりました。土蔵を模したデザインのカフェでした。まち歩きの休憩スペースとしてもってこいの空間でした。ぜひ小須戸にもこういったカフェが欲しいものです。
3回目の視察でしたが、今までの保存・保全の町並みとは、少し趣向の違う街並みであったと思います。さまざまな事例を通して、小須戸にふさわしい町並みを形成していくことができればよいのではないかと思います。
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